マンション管理士の仕事とは?

一般の人にマンション管理士はどのような仕事をしているか聞くとほとんどの方は、マンションの管理人さんの事と答えます。
ですが、まったく違います。

マンションの管理人さんの仕事は、建物周辺の掃除や設備の点検です。
それに対してマンション管理士は、マンション管理会社の業務の確認、トラブルの対処、マンション管理規約の立案や改正、大規模修繕工事計画の作成、予算案の作成、管理費・修繕積立金の会計監査などをおこなうマンション管理のコンサルタント業務です。

具体的な例を上げると、マンションというのは年月が経てば老朽化し、必ず何かの問題が発生します。
例えば、外壁のヒビ、タイルの剥落、手すりの錆びなどです。
これを放っておくと、マンションの寿命が縮み、大規模な修繕工事や最悪は取り壊しと言うことにもなります。

そうならないためにマンション管理士が早い段階で修繕工事の計画を立てなくてはいけません。
いつ工事を行なうのか、そのお金は修繕積立金で賄えるのか、もし足りなければあとどのくらい徴収しなければいけないのか、業者はどうするのかなどです。
そして、最終的には総会で承認を経て、計画を実行することになります。

上記は、ほんの一例ですが、マンション管理士はこのような仕事を行なっているのです。
そのため、会計、建築、法律の知識はもちろんのこと、住民と常に向き合って仕事をするので、コミュニケーション能力や情熱も要求されます。

マンションには様々な人が住んでいて、そこには多くの利害関係があります。
ペットを飼いたい人やそうでない人、修繕積立金をこれ以上払うのは嫌な人もいます。
そうした人達をまとめ上げ、一つの結論を出さなければいけないので、その能力が必要です。

また、マンション管理の仕事を請け負うのにも住民との信頼関係を構築しなければいかず誰にでもできる仕事ではありません。
知識だけでなく、その人の人間力が試される仕事でもあるのです。

しかし、その分仕事に対するやりがいや達成感があり、それが収入になって返ってきます。