マンション管理士とは?
マンション管理士は、2001年に創設された、出来て間もない国家資格です。
その背景にはマンションの供給量が増えたことにより様々な問題が発生してきたからです。
例えば、ペットや騒音問題によるマンションの住居者同士のトラブル、さらには1960年~1970年代に立てられたマンションの老朽化が進み建替えの必要性が出てきたことです。
本来ならこのような問題は、マンションの区分所有者同士で結成する、マンション管理組合やマンション管理会社が対応するのですが、実際はその機能を果たしておりません。
個人同士の関係が希薄になり、誰かが何とかしてくれると言う意識があったり、きちんとしたマンション管理をしていない会社があったりするのです。
また、行動を起こしたとしても、マンションの建替えには専門的な知識や資金計画などに対する専門的な知識が必要なため、どうすることも出来ないと言うこともあります。
そこで、こうしたあらゆる問題に対応するため専門家として、マンション管理士の資格が出来たのです。
しかし、最近ではマンション管理士と顧問契約するマンション管理組合が増えて来ましたが、まだまだ、認知度が低いのが現状です。
どうしてもマンション管理というのは、実際に何かの問題が起きないとその必要性を感じることが少なく、お金を出して専門家を雇うという意識にはなりません。
しかし、マンション管理とは、長期的なスパーンで考えなければいかず、問題が起きてからでは遅いのです。
マンション管理をしっかりとやっているかやっていないかで、マンションの寿命も大きく違ってきます。
最近ではそのことに気づいた人も増え、少しずつではありますが、マンション管理士が注目を浴びるようになってきました。
そして、今後その需要がどんどん増していくことは間違いありません。
マンション管理士のような新しい資格は、早段階で取得し、仕事に活かす事ができれば、社会的背景を考えても大きな利益を得ることが可能になります。
非常に魅力的な資格だということを是非覚えておいて下さい。
